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【Ethereum】Dapps開発で前提となるEthereumネットワークについて

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中央集権型のアプリケーション同様に、 分散型アプリケーションであるDappsにもデプロイという作業が存在します。

中央集権型のアプリケーションを開発したことがある方であれば、 開発はlocalhostにサーバーを立てて行い、 本番であればクラウドにサーバーを立ててデプロイを行うといった工程が想像できると思います。

ですがDappsをどのようにEthereumネットワークにデプロイするか想像がつかないのではないでしょうか。

この記事ではDapps開発をする上で知る必要があるEthereumネットワークの種類について解説します。

1. プライベートネットワーク

gethのcliやganacheで起動されるネットワークはこのプライベートネットワークにあたります。 一個人により管理されるEthereumネットワークであり、中央集権型のネットワークと言い換えることができるかもしれません。 自由にEtherの発掘を行うことができ閉じたネットワークであるためDappsのテストといった開発用とに適したネットワークと言えます。

2. テストネットワーク

プライベートネットワークとは異なり複数のノードにより管理されるネットワークです。 主要なネットワークとしては以下のようなものがあります。

Ropsten

TESTNET Ropsten (ETH) BlockChain Explorer

もっともEthereumネットワークに近いテストネットワークと言われています。 合意形成アルゴリズムはPoWです。

Ropstenネットワークは2016年運用開始でにストックホルムの駅名から名付けられました。

2017年にはDoS攻撃を受けてGas代が上がるといったこともあったようですが、 現在ではもっとも有力なテストネットワークといって良いと思います。

Ethereum Test network – Coinmonks – Medium

Ropsten testnet is under kind of attack? What can we do? - Ethereum Stack Exchange

ropsten/revival.md at master · ethereum/ropsten · GitHub

# Pros
  • メインネットと同様の環境でありDappsのテスト環境としては最有力
  • geth/parity両方とも利用可
  • Etherの発掘可

Ethernet Faucet

# Cons
  • 前述の通りDosのようなスパム攻撃を受ける可能性がある。
Kovan

Parityチームによりサポートされるテストネットワークです。 こちらは2017年4月運用開始でシンガポールの駅名から名付けられました。

# Pros
  • Etherのサプライが信頼できる機関により管理されているため、スパム攻撃に強い
# Cons
  • geth利用不可
  • Etherの発掘不可
  • 合意形成アルゴリズムがPoSでありメインネットと環境が異なる
Rinkeby

Gethチームによりサポートされるテストネットワークです。 こちらも2017年4月運用開始でストックホルムの地下鉄の駅名から名付けられました。

# Pros
  • Etherのサプライが信頼できる機関により管理されているため、スパム攻撃に強い
# Cons
  • gethのみ利用可能
  • Etherの発掘不可
  • 合意形成アルゴリズムがPoSでありメインネットと環境が異なる

3. メインネットワーク

開発者目線では本番環境のネットワークであり、Ethereumや一般公開されているDappsはメインネットワーク上で動いています。 2015年7月より運用開始。

メインネットに接続する · Ethereum入門